小学校で、3、4年生になると、地域のことを学習するんですけど、あれって意味あるの?
ってずっと思っていたんです。
うちの地域では、木曽三川のこと覚えさせられるんですよ。
木曽三川→木曽川、長良川、揖斐川
もう、何度も出てくるから、飽きてきちゃうんですけど、
でもね、やっぱり意味があるんですよ。
歴史を知ることは生きる知恵を身に付ける事と心得る
なんですよね。
例えば、名古屋市では社会の時間に、「千本松原」を学習するんです。
そこで洪水対策として、「輪中」がテストに出る。
大人になり、なんで「輪中」が必要だったのかを考えれば、台風や大雨の時に自分が住んでいる地域は危ない!と察することができるからなんですよね。
私、土木の仕事してますけど、名古屋全体の地質・地形なんて全然知らない。
2011年の東日本大震災の時に、名古屋南部は元々海だったって、津波の被害をシュミレーションした映像の解説で知った。
それぐらい地域の情報を知る手段というのが、限定的。
だから、歴史学者の方が昔の文献を解説してくれている、この「磯田道史著【天災から日本史を読み直す】」は、土木関係者は必読です!
コロナ禍の中で気になるニュース
富士山が噴火したらどうなるか?という記事、これも読んでみてください。
【天災から日本史を読み直す】の中でも富士山の噴火について書かれています。
コロナ関連のニュースであふれる中、中央防災会議のグループから富士山噴火の対策が報告されました。
富士山噴火したら、たくさんの火山灰が降ります。
しかし、富士山の火山灰は鹿児島の桜島のようなサラサラした火山灰ではありません。
富士山の火山灰はガラスを含んでいるので停電が起こり、首都圏では色んなものがマヒします。
コロナ禍で外出が制限されていたときは、物流が生活を支えてくれていました。
富士山が噴火した際には、その物流が動かなくなり生活が維持できないことも考えられます。
歴史に学んで、不安に惑わされることのないように備えることが重要です。