土木女子

土木女子の考察|構造物の数量計算の仕方を解説します


今回の記事は、

・構造物の数量計算の仕方

を解説していきます。

水は、1Lが1kgです。

なら、鉄でできている鋼材はどうでしょう?

同じ体積でも、水と鉄は重さがちがうのは、何となくわかる。

では、どうやったら、鋼材の重さを求められるのか、それを今回は解説していきます。

鋼材の重さはどうやって求めるの?

体積を求めて、単位体積重量をかける。

例えば、縦x横X厚さが(単位はmm)1000x1000x10の鋼材があるとします。

この鋼材の体積を求めます。

鋼材の単位体積重量は、7850kg/m3です。

なので、計算式はm(単位をメートルに直して)

1.000 x 1.000 x 0.010 = 0.010 m3

これに、7850kg/m3をかければOK!

答えは78.5kgとなります。

どこを四捨五入するのかも、細かく決められています。

エクセルに数式を入れて、四捨五入の位置を間違えると、合計でとんでもなく数量が違ってくるので、要注意です!

コンクリートの場合はどうでしょう?

例えば、縦x横x高さ(単位はmm)1000x1000x1000のコンクリートの塊があったとします。

これの体積を求めます。

コンクリートの単位体積重量は、無筋で2350kg/m3(鉄筋で2500kg/m3)です。

なので、計算式はm(単位をmに直して)

1.000 x 1.000 x 1.000 = 1.000 m3

これに、単位体積重量の2350kg/m3をかければOK!

答えは2350kgとなります。

他の材料でも数量を求めるのは、体積を出して単位体積重量を求めるのは同じです。

ボルトやナットなどは、本、個などです。

まとめ

同じものが続いているだけだと思われがちな、橋梁ですが、実は径間(橋脚と橋脚間)で違うことが多いです。

理由としては、付属物があると強度を変えていくからです。

例えば、排水装置、落橋防止装置など、重量が重たいものは、設計に響いていきます。

以上、重量を求めるときの方法をお伝えしました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ABOUT ME
フジビ
平成の大不況を乗り越えた土木女子です。現在は土木構造物をニッチな目線で解説しています。旅好き、御朱印巡りでストレス解放中。